竹内梨恵。夫婦の営みが途切れて、ずいぶん経つ。自分に女としての魅力がないのかと、50歳の人妻は半ば諦めていた。淡々と家事をこなす、つまらない毎日。暇つぶしに知り合いから教わったSNSで遊んでいると、見知らぬ青年からメッセージが届いた。彼は熱心に人妻を口説き、部屋へ誘う。息子ほど年の離れた男性が、自分なんておばさんを相手にするはずがない……そうは判っていたが、嬉しさの方が勝り誘いに乗ってしまった。「どうぞ。狭いですけど」「結構、綺麗にしてるねえ」一人暮らししている青年の部屋を、マジマジと見回した。「彼女いるのか持って疑っちゃう」「こっちこそ、旦那さんとか大丈夫かなって。心配なんですよ」「……夫は、仕事一筋だし。子供二人ももう大きいし。だからもう、私は家政婦みたいなものよ」「えー、そうなんですか? こんな綺麗なのに」がっつく訳でもなく、青年は年上女性との会話をただ楽しんでいる。フランクな彼の態度に、熟女の緊張も徐々に解けていった。「それじゃあ、アッチの方もないんですか?」「うん、もう全然」「どれぐらい?」「えっと……もう十年はしてないかな」「えっ。じゃあその間、どうやって解消しました?」「どうしてもってときは、お酒を飲んで寝ちゃう」想像以上に寂しい生活を送っている人妻の生態。それを聞いて彼の態度が、急に変わった。「ぶっちゃけ、僕のこと男として興味あります?」「そんなの、恥ずかしくて言えないよお」笑って誤魔化そうとするが、青年は新鮮な顔で迫った。「アリかナシかで言ったら?」「……あり」青年の手がいきなり、人妻の膝に触れた。照れ笑いを浮かべながら、女も彼の手を握り返す。「温かい」久しぶりに感じる、異性の温もり。「今日は、時間大丈夫ですか?」「今日は皆、帰りが遅いって言ってたから……」顔が自然と寄り、唇が重なる。青年の舌が口の中へ滑り込むと、女もベロを絡み返した。キスだけで、五十路人妻の敏感な部分がジンジンと痺れ出す。青年は自然に彼女から服を剥ぎ、豊満な美乳を優しく揉んだ。「あ……」口を開け喘ぐ人妻をベッドに寝かせ、脚の間に顔を潜り込ませる。恥毛の奥を舐め尽くし、指で肉のカーテンを弄んだ。「あっ、駄目っ」指マンとクンニを交互に繰り出され、オルガズムに全身を戦慄かせる。青年は彼女から少し離れ、両足を大きく拡げた。「好きなだけ見てください」「うふふっ、どれどれ」頬を紅潮させた人妻は、青年のパンツを下ろす。逞しく太い若竿が、揺れながら現れた。「すっごく大きくなってる……」迷わず女は他人棒を深く咥え、顔を上下にシェイク。粘り着く尺八に、射精寸前まで若者は追い込まれた。「入れて、いいですか?」彼の呟きになにも答えず、女は仰向けに寝転がり脚を拡げる。それが、答えだった。元気な肉棒が、恥裂を押し広げ根元まで滑り込む。「気持ちいい……っ」うっとりするような、交尾の愉悦。すぐに始まった反復運動。強すぎる快感に、女は若者にしがみついた。「あ、いいっ」だいしゅきホールドされても、相手のピストンは止まらない。絶えず甘美な電流が、人妻の女体を駆け巡った。(こんな快感、知らないっ)夫との交わりで得たことのない悦び。体位を変え、熟女自らも積極的に桃尻を回すように使う。やがて正常位に戻ったとき、青年は濃厚な雄汁を中へ発射した。「……いっぱい、中に出した?」中出しで迎えたアクメに呼吸を乱しつつ、女が聞く。「はい…だ、出しちゃいました」「大丈夫」「えっ、大丈夫って…」落ち着いたまま人妻に、青年は逆にたじろぐ。閉経しているのか。それともこうなることを予測し、ピルなどを服用していのか……その答えは判らない。五十路熟女は淫らに微笑んで、彼を抱き締めキスをねだった。