50年の人生で初めて遭遇した痴漢体験が媚薬となった専業主婦

半世紀の人生で初めて体験した痴漢、そしてビルの踊り場での強引な中出しセックス。その卑劣な性行為は、平凡な日々を送っていた五十路専業主婦に媚薬のような快楽を与えていた…。吉野かおる。

（まさか自分に……いいえ、そんな筈ない…こんなおばさんを…）五十路熟女は必死になって自分に言い聞かせる。それほど混乱していた。混雑していない電車内。若い男が背後に貼り付き、身体を密着させてきた。スカート越しでも、固く勃起したチンポの感触が尻にはっきりと感じられる。耳元には、ハアハアと荒い呼吸が吹きかけられる。男の手がスカートの中に潜り込んでくる。これではっきり、相手が痴漢だと確信した。恐怖で硬直する身体。（どうして私に…）人生初の体験。50歳にして痴漢のターゲットになるなんて夢にも思わなかった。だがこれは現実。男の手がストッキング越しに下半身をまさぐっている。「やめてください……本当に、止めてください……」涙を滲ませながら小さな声で懇願をするが、恥辱の愛撫は止まらない。人妻は堪え切れず、電車が止まると同時に外へ飛び出した。足をもつれさせながら、近くの雑居ビルに逃げ込む。だが痴漢は執拗に彼女を追った。人気のない階段の踊り場で、とうとう背後から抱きつかれた。男は乱暴に主婦のブラウスを引きちぎる。ブラジャーをずらし、柔らかな乳房を強く掴んだ。「いやっ、やめてえ…ッ」悲鳴を上げるが、誰の耳にも届かない。黒豆のように固くなった乳首を指で執拗に弾き、股間の穴に指をくぐらせ襞肉を掻き回す。「いやああああ…！」敏感な肉孔を穿られ、おぞましさに鳥肌が立つ。膣内をこれでもかと刺激され、望まぬオーガズムが人妻を飲み込んだ。「あぁぁ……」頭の中が白くなり、なにも考えられない｡その場に崩れ落ちた熟女の口元に、ビンビンに勃起した男根が押し当てられた。「むぐっ」強引に口内へ侵入してくるペニス。嘔吐感がこみ上げても、彼女はフェラを止めなかった。目覚めた女の本能が、尺八を望んでいたのだ。男は人妻の背後に回りこむと、立ちバックで人妻の割れ目を貫いた。もはや抵抗しる気はない。壁に手を付き、自ら美尻を突き出し快楽を貪る。卑劣な痴漢男との強引なセックスは、異様な興奮と快感をもたらした。中出しされるまその瞬間まで、人妻は半狂乱で悶えた。その翌日、同じ電車に乗り込んだ五十路熟女。（また私を狙って…）あの非日常的な体験が、媚薬となって専業主婦の性衝動を突き動かしていた。背後に迫る男の気配。伸びてきた手が巨尻をまさぐり、股ぐらへと伸びてゆく……。