椿由衣。赤ちゃん連れの夫婦をアンケートと称して車に連れ込み、伴侶の目の前で寝取られる三十路人妻のファミリーナンパ。
「ちょっとお時間宜しいですか?健康グッズのアンケートなんですけど」ベビーカーを押し、街を歩いていた30代の夫婦に声を掛ける怪しい男女。「少しですが謝礼も出ます、お子様もちゃんとした保育士が預かりますので」子供を褒められ、体よく言いくるめられた夫婦はワゴン車に乗ってしまった。夫は38歳の証券マン。妻は専業主婦。最初は他愛のない質問から始まり、次第に話題は夜の生活へと移ってゆく。最初は言い淀んでいた亭主も、三ヶ月に一回しか奥さんはセックスを許してくれないと愚痴をこぼした。「そんな頻度しかさせてくれないなら、いくら綺麗な奥様でも僕なら浮気しちゃいますよ」男の言葉に、奥さんは顔をしかめる。険悪な空気が車内に漂い始めるが、これは男の狙いどおりだった。「そこで旦那さん、ここにいる女性に抜いてもらいませんか?」「えっ!?ど、どういうことでしょうか…?」コンドームを装着して手コキをしてどれぐらいの時間で射精するのか、その検証をしたいと男は言い出した。「う、嘘でしょ…?」奥さんは愕然とするが、夫はかなり乗り気だった。それほど旦那さんの性欲求は溜まっていた。若い女は旦那さんのチンポにゴムを装着し、竿に添えた指を上下させ始める。旦那が他の女に手コキされている地獄の光景。更に女はフェラチオまでし始める。「いやぁ……見てらんない」人妻は両手で顔を覆った。「旦那さん、気持ちよくなっちゃいましたね」人妻の肩に手を添え、男が語りかける。「奥さんもここて、対等に気持ちよくなるべきだと思うんですよ」「いえ、それは……」「一度、ジャケットだけでも脱ぎましょうよ」男に服を剥ぎ取られてゆく。だが、射精してぼんやりしている旦那は、なにも言わない。(どうして助けてくれないのよ…っ)人妻の胸に、亭主に対する怒りが沸き上がる。男は奥さんの美乳を吸い、乳首をコリコリと摘まんだ。「や、あっ」背筋に、快感の電流が走り抜ける。「こんなものを使ってみましょう」男が手にしたのは、小型のローターとバイブ。乳頭を玩具で弄られた女の身体が、怪しくうねった。指マンとクンニリングスで恥裂をほぐし、男はバイブを埋め込む。スイッチを入れると、尻尾のようにアソコから生えたバイブレーターが激しく震えた。(アナタだって他の女にオチンチンしゃぶられたんですからね…)主人の視線を感じながらも、喘ぎ声が止められない。むしろ、見られていることで爛れた愉悦が主婦を包み込んでいた。自分でバイブを掴んで、出し入れ。次第に大胆になってゆく女の肉沼に、男はペニスを埋め込んでゆく。「ああっ」開いた人妻の唇に吸い付き、ディープキス。その間も、ゆったりとした腰使いで子宮にペニスが送り込まれる。「旦那さんと僕、どっちが気持ちいいです?」スローピストンを続けながら、喘ぐ奥さんの耳元で囁く。「……うふふっ」彼女は答えない。だがその艶然とした微笑みにこそ、全ての答えが込められていた。賢者タイム中の旦那は、女房の淫らな姿をただ眺めるだけだった……。