
結城みさ/ヘンリー塚本 痴漢をしてきた中年男と不倫をするようになった美熟女のエロドラマ。
夫婦の寝室。旦那は三十路妻の肩に、そっと手を置いた。「ヤルつもりですか?」「ヤル」「勃つんですか?」年上の夫の勃起力のなさは、妻が一番良く知っている。しかし亭主は引かなかった。「舐めてイカせる」「いいですよ…今日はもう寝てください」「そうかよ」冷めた嫁の言動にふて腐れ、旦那は背を向け眠る。そして朝。いつものように出勤する旦那を見送った妻は、近くの電柱から自分を伺う男の視線に気がついた。(あの男は…っ)一週間前、満員電車に乗った時に痴漢の被害に遭った。スカートを捲られ、パンティ越しにおまんこを擦られた。だがその時、拒絶するどころか感じてしまった。その挙げ句、痴漢の漲ったペニスを握り返して扱き、射精させてしまった。そのまま次の駅で降りた痴漢と人妻は、ホテルへ直行。狂ったようにまぐわり、快楽を貪り尽くして別れた。連絡先も交換しない、それっきりの関係。しかし現に、痴漢は自宅前に現れた。(どこで住所を知ったのかしら…)怯える人妻の耳に、チャイムの音が響く。同時に、電話のベルも鳴った。(電話番号まで知ってるの?)胸が早鐘を打つ。震える手で受話器を上げると、男の声がした。「私です、覚えてるよね?」「な、なんの用ですか…」「この間の続きがしたい、俺を信じて欲しい」痴漢をするような男の、何を信じればいいというのか。理性では危険だと判っていた。しかし三十路人妻は、衝動的に玄関の鍵を開けてしまった。するりと戸をくぐり、男は部屋へ入る。人妻を壁に押し付け、あの日のようにスカートを捲った。パンティの中へ無骨な手が忍び込む。のっけからマンスジを激しく掻き回し出した。ジュクジュクとした愉悦が、人妻の背筋を駆け上る。「忘れようとしても忘れられない、それは貴女も同じでしょう?」「どうして…ここが判ったんです」「あなたの後を付けたんです」生ぬるい男の息が、耳元に吹きかけられた。それだけで軽いアクメを迎えてしまう。差し出された他人棒を人妻は握った。ギンギンに固いソレは、掌の中で力強く脈打っている。(チンポ…ああ、チンポ…ッ)人妻は夢中で男根を扱いていた。男は人妻を裏返し、ショーツを膝まで下ろすと即ペニスをぶち込む。「ああーーーッッ」獣のようなバック姦。スレンダーな身体を仰け反らせ、三十路熟女は絶叫する。快楽の痙攣が止まらない。牝としての悦びに、全身が包み込まれていた。バックから正常位に体位が変わると、いよいよ男の腰振りは猛り狂う。オーガズムを何度迎えたのか数え切れない中、人妻の陰毛に濃厚なザーメンがぶっかけられた。「またしたくなったら連絡をください」男は人妻に、メールアドレスが書かれた紙を差し出す。「もうここへはこないでください…」「わかりました」あっさり男は頷き、メモ用紙を人妻に握らせ家を出て行く。女の胸に吹き荒れるのは後悔。そして近いうちに、男に連絡してしまうであろう自分の姿だった…。