北谷静香。「ひ…ッ」娘の引きつった悲鳴を聞いた三十路主婦は、振り返って息を飲んだ。ここは混浴露天風呂。見知らぬ男が娘の前に立ち、フル勃起したイチモツを見せつけていたのだ。「ちょっとアナタ!なにをやってるんですか!」怒りながら近づくも、メガネの男は微動だにしない。「お父さんのところに行っていなさい」素早く娘を逃がすと、改めて痴漢に詰め寄った。「なんなんですか。うちの子になにかしたんじゃないでしょうね。なんとかいいなさいよっ」甲高い声で怒鳴っても、男はなにも言わない。萎びた肉棒をぶら下げたまま。「ちょっと……っ」もう一度怒鳴ろうとした人妻の声が、途絶えた。徐々に男のペニスが、固く屹立し始めたのだ。「な……っ」それから、女は目が離せない。屹立してゆく肉キノコを間近で見るのは初めて。好奇心が、30代女をくすぐる。相手の反応を愉しむかのように、男根がピコピコと上下に揺れた。「早く、しまってください。ちょっとは隠しなさいよ……っ」手で見えないように覆っても、男性器の存在感は大きい。(夫のより、逞しいわ……)つい頭の中で、亭主の道具と比べてしまう。(いけない。ナニを考えているの、私)自分を戒めても、身体は熱くなる一方。牝の本能に訴えかける形状をした他人棒。気になって仕方がない。堪え切れず、怒張しきったイチモツに触れた。熱く、そして脈動が掌に伝わってくる。触られた男のリアクションはない。(ちょっだけ、なら……)ぱくりと、雄棒を咥えてしまった。舌先で転がすと、亀頭から我慢汁が溢れてくる。「んぐっ」見ず知らずの他人の体液。不浄な筈なのに、甘美なアルコールの如く美味に感じられる。美尻を高く掲げてみると、男はすぐにクンニリングスを始めた。転がり落ちるように、シックスナインのオーラルセックスが始まる。(はあっ、気持ちいいっ)微乳の先が、固くなった。子宮は切なく疼き、アワビ肉がヒクヒクと収縮を繰り返す。(もう、我慢できないわっ)荒い呼吸を吐きながら、三十代人妻は男を跨いだ。ぱっくりと開いたヴァギナに、チンポを招き入れる。奥までヌルヌルになっていた雌穴は、易々と雄棍棒を受け入れた。「いいっ、凄いわっ」肉襞を思い切り押し広げられた主婦は、我を忘れ腰を振る。脳髄が蕩けそうなほどの愉悦。スリリングなセックスが、こんなに気持ちいいとは知らなかった。体位を立ちバックに変え、男は乳房を揉みながら下半身を振りたくる。犬の格好の交わりは、より深い背徳感を主婦に与えた。「や、イクッ」夜空を見上げながら、エクスタシーへと昇りつめる。人妻の口内にザーメンを発射すると、すぐにお掃除フェラでチンポを清めた。「あう……」なかなか、法悦感の余韻が引かない。湯に浸かってぼんやりしていると、帰ってこない妻を案じた旦那が風呂に入ってきた。「まだ入っていたのか」夫の笑顔で、熟女は一気に現実を取り戻す。「さ、先に上がっているわね」身体と罪悪感をバスタオルで隠し、三十路主婦は露天風呂を後にする……。